不老長寿の薬として知られる「紅参」
高麗人参の6年根である「紅参」は、高麗人参の中で最高級品。
「紅参」は、高麗人参(朝鮮人参)の6年根の皮をむかずに、煮るか、蒸すかしてから水分量が14%以下になるまで自然乾燥させたものになります。
「紅参」は、「ジンセノサイド」という高麗人参特有のサポニン群が最大になったもので、そのサポニン(ジンセノサイド)の種類は、なんと約40種類にも及びます。
紅参は昔から不老長寿の薬として、様々な薬効が知られています。

「紅参」が末梢血管を拡張することで、高血圧の人には血圧を下げる効果も
生活習慣病といったら、高血圧症、動脈硬化症、がん、循環器疾患、糖尿病などのことを指します。
食習慣、運動習慣、喫煙、飲酒などの生活習慣がもたらす疾患のことを指し、これらの生活習慣病は、死因の約6割以上を占めています。
そんな生活習慣病の予防や改善に効果があるといわれているのが、「紅参」です。
中高年になると話題になるのが、高血圧です。高血圧は、心臓肥大、脳卒中、心筋梗塞、心不全、大動脈瘤など命に関わる病気を引き起こす可能性があります。
そんな高血圧にも「紅参」が効果的であることが分かっています。「紅参」が末梢血管を拡張し、末梢抵抗を低下させることで血圧を下げるのです。
さらに、「紅参」は、血栓の生成を防ぎ、善玉コレステロールを増やす効果が知られています。

低血圧の人には、血流が促進され、血圧が適切に上昇させる効果も
低血圧の症状には、めまい、頭痛、肩こり、不眠、吐き気など様々なものがあります。
高血圧に比べ命に直結するものではないとはいえ、普段の生活に支障をもたらします。
「紅参」は、血流を促進することで血圧を上昇させ、血圧を正常化させることによって、副交感神経の緊張をやわらげ、交感神経とのバランスを保つ働きがあります。
低血圧の人には血圧を上昇させますが、高血圧の人には血圧を下げる作用があるのが、「紅参」の特徴です。